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雑学系豆作家ABCDが今注目していること!

メンバーもファンも熱い、AKB48の総選挙 ①【日本のアイドルに注目 (3)】

投票券付きCDの売上、なんと300万枚!

AKB48の総選挙に注目します。AKB48といえば、その世間のイメージはやっぱり毎年6月に行われている総選挙でしょう。いろいろ言われますが総選挙は今年も行われていよいよ10回め、すでに初期の神7メンバーは全員が卒業しています。

今年の総選挙は海外グループからの立候補も受付けることになったため正式な名称を「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」とし、過去最多の339人が立候補しました。投票券付きCDである「TeacherTeacher」は300万枚が出荷され、国内で170万枚販売されたそうです。この差の130万枚について、公式の発表はないのですが、開票イベント直前にはどこのCDショップでも売切れ売切れで買いたいのに手に入らないという情報がSNS上で飛び交っていたので、これは130万枚売れ残ったということではなく、海外に輸出されたぶんなのではないかと思われます。

いろいろ言われても10回め、AKB48の総選挙

このCDが売れない時代に300万枚って、投票券付きとはいえスゴイことです。国内で販売された170万枚だってAKB48のシングル以外ではなかなか聞かない枚数です。

開票イベントは愛知県のナゴヤドームに推定約3万人の大観衆を集めて行われ、当日の名古屋市内のホテルは軒並み満室、宿泊先を見つけられないファンが多数発生してイベント終了後は繁華街に人があふれたり臨時の深夜バスがたくさん運行されるなど巨額の経済効果を生んだようです。フジテレビの全国生中継も行われましたし、ネット上ではSHOWROOMで裏生配信が行われて約40万人が視聴、ニコ生でも同じタイミングで実況特番が生配信されました。

終了直後には1位の松井珠理奈と2位の須田亜香里が特設スタジオに移動してNHKBSプレミアムのAKB48SHOWの特別番組を生放送しました。ナゴヤドームのバックステージには全国各地の、ランクインが期待されるメンバーの出演している地方局の番組のスタッフたちが大勢取材に来ていました。

AKB48の総選挙、2018年もめちゃくちゃ盛りあがっていました。立候補したメンバーにとって総選挙は開票日1日のことではなく、1年間のアイドル活動の成績発表のようなものですから1票でも多く票を獲得できるように必死、みんな真剣でした。メンバーと同じくらいファンも燃えていました。

私はフジテレビの生放送とSHOWROOMの裏生配信、NHKのAKB48SHOWを見ましたが、熾烈な闘いが生む熱気と興奮状態に圧倒されてしまいました。メンバーだけでなくそのファンもなんとしてもランクイン、少しでもランクアップしたいのです。名前を呼ばれて泣いたり倒れたりおかしくなったり、いろんなメンバーがいました。毎年見ていますが今年は特に熱いイベントになっていたようです。 

世間とAKB48の乖離

そんな10回めのAKB48の総選挙ですが、ついに翌朝のスポーツ新聞で一面トップで取りあげたところがありませんでした。フジテレビの生中継の視聴率は最後の30分間だけなんとか10%を超えたそうですがそれ以外の時間帯はわずか5パーセント、来年以降は地上波生中継以外の方法を検討するとフジテレビの社長が株主総会で株主に釈明したとか。

AKB48の総選挙はAKB48村の中だけのイベントになってしまったのでしょうか。世間とAKB48が乖離している・・・・・・? 次回も続けます。