こんなとき、強いアイドルグループって？【日本のアイドルに注目 (106)】

こんなときでもアイドルのCDは売れる？

最近は出口の見えないコロナ騒動のせいでみんな大変、私も大変です。別の記事でも書きましたが、いつ終わるのか、収束するのか、不安だったり将来が見えなくなったりしている人はたくさんでしょう。っていうか不安じゃない人なんかいないでしょうね。困ったものです。

アイドル界にも大きな影響が出ています。卒業を予定していたメンバーが卒業コンサートなどの中止で卒業延期となったくらいはまだ小さいほうです。コンサート、ライブ、公演などイベントが一切開催できなくなっていて、しかもレコーディングやMV撮影がいわゆる三密に当たるとかで、今後は新曲のリリースすらも困難になりつつある状況です。近い将来アイドル活動自体が継続できなくなるようなところも出てきそうです。

そんな、次はいつになるかわからないな中、AKB48は57thシングル「失恋ありがとう」を３月18日に発売しました。センターにはずっきーこと山内瑞葵、16期生から大抜擢の初センターです。

それでは問題です。初週の売上げは何枚だったでしょうか？

アイドルのCDって、だいたいは初週にその総売上げの９割くらいが売れてしまいます。最終的に10万枚売れたCDならば初週だけで9万枚くらい、です。曲の良し悪しではなく、握手券や投票券などのオマケ目当てで売れているからです。

ならば握手会などのイベントが次いつ開催できるかわからない状況でのCDは売上げ面で相当な苦戦を強いられることになりそうです。それまで14作品連続で通算35作品初週ミリオン達成の、37作品連続通算38作品ミリオン達成のAKB48といえどもさすがに厳しい状況でしょう。キングレコードの担当者も生産計画をどうするか頭を痛めていたでしょう。

ちなみに前作56th「サステナブル」は卒業した矢作萌夏がセンターで初週138万枚、前々作55th（これは指原莉乃の卒業ソング）は初週126.3万枚、でした。今作57thは最後の１期生である峯岸みなみの卒業シングル（になる予定でしたが卒業コンサート中止に伴う卒業延期でどうなるのやら･･････）です。自粛自粛のこのご時世ですからもしかして大幅減とかそれこそ半減とか、あるかもしれません。さて何枚？

結果は

結果は、なんと初週だけで116.7万枚を売上げたことが３月24日のオリコン週間ランキングで明らかになりました。 15作連続通算36作目初週ミリオン達成！ 38作連続通算39作目ミリオン達成！　ホントすごいことですよ、これ。

この偉業達成後、各種の音楽雑誌音楽メディアなどでAKB48の人気の底堅さについて述べるていものが増えました。実際、最近のコロナ騒動の中での活動を見ていてもこのグループは強いぞと思わせてくれるようなことが多々あります。このへんのことについて(107)以降じっくり書きます。