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計6時間! AKB48劇場13周年特別記念公演 ④【日本のアイドルに注目 (63) 】

研究生がソロコンサート?

前回の続きです。2019年1月に東京ドームシティホールで開催されるソロコンサートの3人めは、ステージ上にいるチームキャプテン高橋朱里込山榛香かと思いきや、なんとまだ研究生の矢作萌夏でした。

研究生がソロコンサート? どういことだと驚いたのは本人だけでなく他メンバーや観客席のヲタたちも同じでした。正規メンバーにもなっていないのに3000人規模の会場でソロコンサートなんて前代未聞です。

突然バックステージから呼び出された17歳の矢作萌夏はすでに泣きだしていて、涙声で「どうしよう・・・・・・」と言って混乱しているみたいでした。先輩たちに囲まれてスゴイよオメデトウと祝福されてもほとんど何も言えず、ショートカットの頭を何回か上下に動かしてうなずくだけでした。しかし、実はこのサプライズ、後半の最後のサプライズの布石だったみたいです。

劇場支配人、最後に登場

「みなさまこんばんは」

前半と後半を合わせると計6時間の耐久公演の最後、総監督の話も終わったあとの最後の最後でスーツ姿の細井劇場支配人が登場しました。何やらノートのようなものを持っていたのでこれはただの挨拶ではなく、何かあると誰もが思いました。いい予感がした人だけでなく悪い予感がした人もいたかもしれません。しかし、悪いことは何もありませんでした。

「みなさまに発表がございます。今から呼ばれたメンバーは前に出てきてください・・・・・・AKB48チームKドラフト研究生矢作萌夏、チームK正規メンバーに昇格です!」

先輩メンバーからの祝福と同時に観客席からも大きな歓声やどよめきや拍手が聞こえてきました。劇場公演初登場から約7ヵ月間かかっての昇格、これでソロコンサートは研究生ではなく正規メンバーとして行えることになりました。

この矢作萌夏、世間的にはまだまだ無名の存在ですが、アニメの主人公の実写化みたいな美少女でスタイルも抜群、握手の対応も良いためファンの間ではすでに人気が沸騰しています。握手券は完売、近い将来AKB48の中心メンバーになると大期待されている注目株なのです。歌もかなり上手です。

他にも計5人の研究生の正規メンバー昇格が発表されました。みんなうれしそうでした。

それにしても、いくら人気急上昇中の注目株でも正規メンバー昇格と同日にソロコンサートの開催を発表するとは。高橋朱里込山榛香もまだなのに、驚きです。これまでのAKB48ではデビュー後人気メンバーになるまでに何年も時間がかかりました。総選挙の上位メンバーはベテランの年長メンバーが多く、それを覆そうとしているようなこの矢作萌夏のスピード出世、どうやらAKB48は次のスターの育成を急いでいるみたいです。

(この記事終わり。(64)は次期総監督について)