AKB48の大エース、渡辺麻友の卒業 ①【日本のアイドルに注目 (17)】
王道アイドル、まゆゆこと渡辺麻友の卒業発表から卒業まで
すでに少し時間がたってしまいましたが、今回は渡辺麻友の卒業について書きます。昨年10月に行われた渡辺麻友の卒業コンサート「みんなの夢が叶いますように」は、山本彩の卒業コンサート同様、48グループトップクラスの人気メンバーの卒業コンサートでした。世間的にも大きな話題になりました。
王道アイドル、まゆゆこと渡辺麻友は世間にもよく知られた存在であり、前田敦子と大島優子が卒業したあとのAKB48のセンターをつとめてきた大エース、2014年のAKB48の総選挙において1位になったこともありました。指原莉乃と柏木由紀とともにさしまゆゆきりんと呼ばれて48グループを代表する顔の1人であり、総選挙においては指原莉乃のライバルでもありました。卒業発表後に卒業コンサート、卒業公演などがあったあとメンバーとしての活動は年末、つまり(出場できるのであれば)紅白歌合戦までということになりました。
2017年の総選挙で1位への返り咲きかなわず、しかも悪天候で屋外会場が使えなくなったため無観客のせまい近くの公民館で、2位のスピーチ中に卒業を悔しそうな表情で発表する姿がフジテレビで全国に生中継されました。しかしそのあとは個別握手会の握手券が軒並み完売、最後の全国握手会では最長時に千人の行列ができていたと、スポーツ新聞の記事に出ていました。
ミリオンセラーとなった渡辺麻友の卒業ソング「11月のアンクレット」が紅白歌合戦の人気曲投票で「365日の紙飛行機」や「恋するフォーチュンクッキー」などの名曲をおさえて1位になったりもあって卒業までの期間アイドル界は大騒ぎでした。卒業コンサートも、その存在の大きさに応じて盛大に行われました。
最高の卒業コンサート
卒業コンサートにはNMB48の山本彩、SKE48の松井珠理奈、HKT48の指原莉乃、NGT48の柏木由紀、STU48の岡田奈々、そしてAKB48グループ総監督の横山由依という全国の各グループを代表する人気メンバーが勢ぞろいしました。さらに、同期のAKB483期生ですでに卒業した元JKT48の大人気メンバー仲川遥、元ジャンケン女王の田名部未来などOGも多数出演するというなかなか豪華な顔ぶれでした。最後は白いゴンドラに乗った渡辺麻友がゆっくり上昇し、姿が見えなくなったあと背中の羽だけが地上に落ちてくるという演出でした。
会場のさいたまスーパーアリーナはもちろん満員、集まった1万7千人の渡辺麻友ファンのみならず、出演メンバー、48グループ全てのファン、みんなを感動させてくれました。最高の、素晴らしい卒業コンサートでした。その模様はBSスカパーで独占完全生中継され、インターネットで中国へも初めて生配信が行われました。