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柏木由紀の時代が来た!【日本のアイドルに注目 (96)】

大物メンバーの卒業と総選挙の不開催

最近の48グループってなんとなく面白くないって思いませんか。しかも48グループはものすごく人数が多いのでここがつまらなくなるとアイドル界全体がつまらなくなってしまったみたいでいけません。実際、坂道やそのほかの系列でもぐんぐん人気急上昇中みたいなところは最近少ないように感じます。

面白くない理由は明らか、スター不足です。ギネスブックに認定されるほどの巨大アイドルグループであってもスターが簡単に次から次へと登場するものではないようで、48グループの全盛期を支えた大物メンバーの相次ぐ卒業や海外移籍などであいた穴がなかなか埋まらないのです。しかも発生から半年以上たつのに新潟の件が完全に片付かないため本店も姉妹グループも活動にちょっとブレーキがかかっているみたいです。

加えて2019年は総選挙も開催されませんし、2020年に開催されるかどうかもわかりません。アイドルファンにとってはここ数年総選挙で盛りあがったあと6月の後半から7月にかけて総選挙の余韻に浸っている感じが初夏の季節感となっていたため、今年の初夏は変な感じです。

メンバーの卒業が目白押し

総選挙の不開催や憧れの先輩の卒業などが影響しているのか、48グループ内ではこのところ中位や下位のメンバーの卒業が目白押しです。太いファンの大量投票などによる総選挙での大躍進が見込めなくなってしまったり、いろいろあってメンバー個人のアイドル活動が何かと制約されているような状況ですからしょうがないかもしれません。人気の指標としてSNSのフォロワー数以外では握手会が重視されるようになっているので握手会が苦手あるいは握手会人気の高くないメンバーが別の道を模索してもおかしくはないでしょう。

その一方でグループをひっぱっている上位メンバーも、最近は一般的に有名かつファン人気も高いメンバーが少なく、というかそんなスターメンバーはいよいよ柏木由紀だけといってもいいような状況に陥っています。直近の総選挙で1位だった松井珠理奈や2位の須田亜香里、前総監督の横山由依もアイドルファン以外でどのくらい顔や名前を知られているか、あるいはテレビタレントとして活躍している大家志津香中井りかはファン人気が低く、大ベテラン峯岸みなみも写真誌などでファンを減らしそうな話題が続いています。

現エースとして運営に推されている小栗有以や岡田奈々、現総監督の向井地美音柏木由紀を超えるスターになる日がすぐにやって来るとも思えません。次のエースとして注目されている矢作萌夏の時代がいずれ来るとしても、17歳になったばっかりですからこれもまだまだ先のことでしょう。

柏木由紀の時代

そのためいよいよ、かつては渡辺麻友(AKB48OG)や山本彩(NMB48OG)、指原莉乃(HKT48OG)らが背負っていた役割を柏木由紀1人が背負っているように見えてきます。シングルの表題曲を1列めで唄って踊ってウインクしている顔がテレビやMVに頻繁に写り、音楽番組の司会者とのトークも、オンエア直前の告知スポットも、フェスや重要なライブの少数精鋭の選抜メンバーも柏木由紀はほぼもれなくつとめています。劇場公演やコンサートのセットリストも考え、後輩の指導にも忙しそうです。いよいよ劇場支配人に就任するのではないかというウワサもちらほら・・・・・・。

じゃあ48グループは柏木由紀のグループになったんだ、今は柏木由紀の時代ってことでいいじゃないか、とはなりませんよ。だって柏木由紀は今年の7月に28歳の誕生日を迎え、「寝ても覚めてもゆきりんワールド、夢中にさせちゃうぞ!」というお決まりの自己紹介をすると会場から笑い声が漏れたりするくらいの大人の女性なのです(もっとも、ゆきりん卒業コンサートでこの自己紹介をやられたらファンはみんな泣くでしょう)。

本人は30歳になってもアイドルを続けていていいような発言をよくしていますが、どうなんでしょう。ファンの大人たちに応援されるのがアイドルなんですから「アイドルは若い」が基本のはずです。もちろん若くないアイドルが少しくらいいてもいいですけど、若くないアイドルが全アイドル中でトップ人気じゃあまずいでしょ。早く20歳くらいの若いメンバーがゆきりんを超えなきゃいけませんよね。

しかしそれは、誰? う~ん。悩ましい問題ですけれども、例えば、総選挙不開催を逆手にとって、ずっと立候補してなくて人気の程度が測りづらい人が意外に・・・・・・村山彩希とか? 実は人気がもすごくあるというウワサもあるんで。

(この記事終わり。(97)はTIF2019について)