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指原莉乃の卒業コンサート ①【日本のアイドルに注目 (91)】

トップメンバーの卒業

若さを売りにしているアイドルグループであればメンバーの卒業を避けることはできません。48グループの人気トップのメンバーであってもいずれは卒業するのです。

おととしの渡辺麻友(2014年AKB48総選挙1位)、昨年の山本彩(2016年NHK紅白人気投票1位)に続いて今年は指原莉乃(2013、2015、2016、2017年AKB48総選挙1位)が卒業しました。卒業コンサートは2019年4月28日、つまり平成最後の日曜日に行われました。HKT48指原莉乃卒業コンサート「さよなら、指原莉乃」はなかなか見ごたえのある内容でした。

他の会場が空いてなかったってことでしょうが、指原莉乃ほどの人気者の卒コンならばせまくてしかも寒い横浜スタジアムではなく広くて屋根も空調もある福岡ドームまたは東京ドームでやってほしかったですね。あるいは春フェスとの連続ではなくて卒業コンサートを2回やってもよかったのではとも思います。前田敦子卒業コンサートは東京ドームで3回やったんですから。

前日に閑古鳥の鳴いていた春フェスとはうってかわって3万枚超用意されたチケットは完売、実際に目で見ても開放されていないと思われるエリアを除いて会場じゅうの席がほとんど全て人で埋まっていました。音漏れ目当ての人もたくさん会場の周辺にいたみたいです。

そのキャリアを反映した内容

一昨年の渡辺麻友卒業コンサートは全国の姉妹グループから人気メンバーがこぞって参加し、AKB48のみならず姉妹グループも合わせて48グループの総力を結集した大規模なコンサートでした。逆に昨年の山本彩卒業コンサート姉妹グループからのゲスト出演はなく(当時総監督であった横山由依からのビデオメッセージが流されたのみ)、純粋なNMB48コンサートでした。

地方の姉妹グループが誕生する以前からAKB48のメンバーとして活動してきた渡辺麻友と、NMB48の1期生として最初から最後まで移籍なしでNMB48のメンバーとしてまっすぐ活動してきた山本彩のそれぞれのキャリアを反映したようなコンサートでした。一方、移籍経験がありかつHKT48の劇場支配人も務める指原莉乃卒業コンサートHKT48のコンサートではありましたが、会場が福岡でないことに加えてAKB48や他の姉妹グループからのゲスト出演もあり(ゲスト出演するメンバーの顔ぶれについては指原莉乃本人が厳選したそうです)、ここでもそのキャリアが反映されているように感じられました。続きは次回