SHOWROOMの個人配信は人間関係? ②【テレビと動画サイトに注目 (13)】
配信内容は様々
前回の続きです。通常の個人配信のときの3倍くらいの人数が視聴者数として表示されていた高橋朱里のSHOWROOMに、何をやっているんだろうと興味津々で入室してみました。すると同じAKB48の加藤玲奈と向井地美音と3人でジェンガで盛りあがっていました。3人ともAKB48の美形メンバーです。
普通の男子だったらドキッとするでしょう。まるで美形の女子3人が遊んでいるところに途中参加するような感じでしたから。朱里ちゃん、れなっち、みーおんの3人と撮影カメラで四角いテーブルを囲んでいるので、視聴者目線だとあたかも4人でテーブルを囲んでジェンガをやっているように見えるのです。まさに、アイドルと一緒にジェンガ、の疑似体験じゃないですか。
それあぶないんじゃないの、しんちょうにねしんちょうにね、あー、ガラガラガラガラッ、ざんねん!
「負けたぁーっ」みーおんガッカリ、「やったあ」「勝ったよーん」れなっちと朱里ちゃんが大喜び。みーおんが悔しそうにこっちを見ています。
これって3人のファンにとってはかなり、3人のファンでなくてもまあまあ、楽しめるでしょう。生配信は映画やテレビと違って編集がないのでリアル、本当に参加してるような気分になれますから。
ジェンガなどのゲームもそうですが、カラオケをやっている配信も視聴者数が大きく増えます。かつて指原莉乃が初めてSHOWROOMの個人配信でカラオケをやったときはあっという間に10万人以上が集まりました。
あとは、アイドルだと料理を作って食べるまでの配信やスッピンからのメイク配信なども人気があるみたいです。やる人も見る人もたくさんいます。大みそかから元旦にかけての年越し配信、お正月明けの鏡開きの日の鏡開き配信、など時季に合わせて工夫した配信にも多くの視聴者が集まっているみたいです。
視聴方法も様々
SHOWROOMに限らず、インターネット上で配信されている動画をどのように視聴するかはまさに人それぞれです。スマホにイヤホンの人が多いでしょうが、パソコンにスピーカーって人だってたくさんいます。
スピーカーで音を出してアイドルの個人のSHOWROOMを視聴していると自分の部屋にそのアイドルがいるみたいに感じます。ちゃんと見たり聞いたりするでなくたとえば台所で食器を洗っているときなんかだと、ひとり暮らしでも家族がいるような気分になります。
ラジオやテレビ番組の中から聞こえてくる音声とは決定的に違っていて音楽も効果音もありません。CMもVTRもなく今カメラの前にいる人が映っているだけ、口から出た声がそのまま聞こえるだけです。家族がすぐそこで何かを勝手にしゃべっている、誰かと電話で会話しているような声が聞こえてくるだけなので自然です。勘違いしそうになります。
いや、ファンがアイドルも家族みたいなものだと考えてしまったらそれは勘違いではないのかもしれません。実際にそのときそのアイドルは部屋でしゃべっていて、言いたいことがあるならコメントすれば届くのですから。アイドルがコメントに返事をしてくれることもあり、それは会話ですよ。となると、人間関係?
こういうところは問題でもありそうです。次回も続けます。