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2位須田亜香里と1位松井珠理奈 ②【日本のアイドルに注目 (43)】

SKE48「いきなりパンチライン」のテレビ初披露

前回の続きです。6月27日、テレ東音楽祭でSKE48のニューシングル「いきなりパンチライン」がテレビ初披露されることになっていました。レコーディングもMV撮影もすでに終わっていたのにセンターの松井珠理奈が体調不良を理由に休むことになり、つまり出演できなくなり、急きょセンターをチェンジして生放送を乗りきらなければならなくなってしまいました。

代理センター須田亜香里が決まったのは当日の朝だったというウワサもあるくらいです。前日に決まっていたとしても、準備されていたものをなしにして残されたわずかな時間の中でセンター用の衣装を合わせて新しい振付けを覚えて稽古してリハーサルをやって・・・・・・って目がまわるほど大変だったに違いありません。

松井珠理奈センターのMVも見ましたがその印象はまさに松井珠理奈のための曲でした。およそ須田亜香里のキャラクターには似合わない、それこそ製作依頼の段階ですでに松井珠理奈のための曲って発注になっていたんだろうと思えるような曲です。MVの中でなされている振付けもまさに珠理奈ワールド、それを急に代打って・・・・・・須田亜香里はビビったでしょう。しかしがんばりました。

代打ながらもちゃんと唄い、目立つような大きなミスもなくきっちり踊って無事に生放送を乗りきりました。SKE48の他のメンバーたちも代打の違和感を感じさせないようにしっかり表情も作って協力していました。

1位になりたい、とずっと言っていた須田亜香里

総選挙1位の松井珠理奈がしばらく休養することになったため、いきなりパンチラインのテレビ初披露のあとも2位の須田亜香里には事実上の1位代理として身の丈を超えた大きな負担がかかっていたようです。バラエティ番組の仕事なども2位になったことで一気に増えてたくさんあったでしょうが、そこに1位の人がやるはずの音楽番組での役割などが加わったのですから。SHOWROOOMの個人配信中に「私ががんばらなきゃ」と言いながら泣いていました。

須田亜香里は総選挙の前から、1位になりたい1位になりたい、とずっとくりかえし言っていました。1位ではないものの2位になって、2位だってかなりすごいことですし6位からのジャンプアップなんてものすごく珍しいことです。かつて柏木由紀が初めて3位になったときが前年8位からのジャンプアップだったのであのとき以来のインパクトでした。

しかし実際に1位になれたらどうなるか予想していたでしょうか。1位になるとどんなことが起きるか、どういう仕事をすることになるかまで考えていたとは私には思えません。以前はベスト5にだって入ったことがなかったのですからおまじないみたいに1位になりたいと口に出していただけでしょう。

まさか自分が1位の仕事もすることになるとは。総選挙直後のAKB48SHOWの生放送だって2位の自分が出演することになるなんて、呼ばれたときは驚いたに違いありません。次回も続けます。