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メイク、女子力、選抜落ち、努力家の吉田朱里【日本のアイドルに注目 (26)】

2016年の紅白選抜以前の吉田朱里は人気YouTuber

ここでは吉田朱里の選抜落ちについて書きます。NMB48の第1期生メンバーであると同時に、女子力やメイクの動画でYouTuberとしては以前から人気があった吉田朱里は、2016年末の紅白歌合戦の人気投票で突然6位になって脚光を浴びました。Youtubeの動画を見ていない人にとっては全くの無名メンバーだったため、「吉田朱里って誰?」という見出しを掲げたスポーツ紙もあったくらいです。

2017年の総選挙では2016年の77位から大幅にランクアップし、16位になりました。選抜メンバーは16人、ギリギリですが、吉田朱里が初めて選抜入りを果たしたのです。

しかし、4曲連続で選抜入りしたあと51stシングル「ジャーバージャ」で選抜落ちを経験します。総選挙の結果がギリギリだったのですから、ときとして運営スタッフの会議で選抜されないことはありえます。本人は悔しいでしょうが、しょうがありません。

選ばれていた人は、選ばれなくなったら何か理由があるんだろうと考えてしまいます。握手券が売れてない、ファンの評判が悪いなど努力が足りなかったのかといろいろな理由を推測します。吉田朱里も考えて落ちこんだりしたでしょう。運営側から吉田朱里本人に、全体のバランスを考えて選抜を外れてもらっただけなので気にしなくていい、など説明があったそうですが、ファンからは何回も「卒業が決まってるんですか?」と聞かれたそうです。

選抜メンバーに選ばれるかどうかの差

AKB48のシングルの選抜メンバーが発表され、自分の名前が呼ばれなかったらメンバーは誰だってガッカリします。その中でも特に辛いのは選抜落ちのパターンだということは前の記事でも書きました。選ばれたことがない人がまた選ばれなかったことと選ばれていた人が選ばれなくなることは同じではありませんから。

選抜メンバーに選ばれるかどうか、それはまさに雲泥の差です。給料にも影響するみたいですし、なんといってもテレビの音楽番組などメディアへの出演機会が全然違います。

非選抜だと新曲についての取材もプロモーションもなく、音楽番組は家でテレビで見ることになります。当然、Mステ出演記念のティッシュボックスももらえません。レコーディングにも参加しないので曲中に自分の声が入っていません。MV撮影だって参加できないのでMVに映っていません。しかもイベントのときの楽屋も違う(選抜メンバーには選抜楽屋という広い別室が用意されることがあるとか)そうです。

そりゃあ選抜メンバーに選ばれたいですよね。SKE48斉藤真木子のように非選抜をネタにしてやぐフェスや番組に出演して笑いを取っていても、選抜したいと願っていますから。

吉田朱里が、あの努力家でしっかり者の吉田朱里が発表翌日のSHOWROOMで泣くわけですよ。悔しい悔しい、泣きながら何回も言うので3万人の視聴者が東京タワー(もっとも高額なギフト、1本1万円)を建てたり優しいコメントをしたりして慰めていました。

しかし、ガチの悔し涙でファンが増えることもありますから、選抜落ちも悪い影響ばっかりではないかもしれません。吉田朱里はすぐさま次の52ndシングルで選抜復帰を果たしましたし、2018年の総選挙も好成績(1万票以上増加して14位)でした。山本彩卒業後のNMB48において吉田朱里が総選挙順位トップ、ということになりました。

(この記事終わり。(27)は51stシングルで初選抜、52ndシングルで選抜落ちした馬嘉伶ついて。表面上は吉田朱里との入替えですが、実質は全然違っています)