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第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦、と矢作萌夏【日本のアイドルに注目 (99)】

ビッグニュース、のウワサ

第2回AKB48歌唱力No.1決定戦の決勝大会の直前、あるOGの発言を根拠に「近々矢作萌夏が卒業するらしい」というウワサが48グループヲタの間で流れました。矢作萌夏という名前はまだあまり世間的には知られていないかもしれませんが、アイドルニュースを集めたインターネットサイトで私がそのウワサを読んだときは、一瞬体が動かなくなる程の衝撃を受けました。まさか、もしも本当にそんなことになったら48グループはどうなるんだろう、とすごく不安かつ心配になりました。

ウワサが本当ならばこれはビッグニュースです。矢作萌夏は48グループ次世代エース候補の大本命、AKB48最新シングルのサステナブルでは最年少選抜メンバーにしてポジションはセンター、開催中の第2回AKB48歌唱力No.1決定戦においては2大会連続の決勝大会進出者であり、特に今回は有力な優勝候補となっています。48グループの救世主と呼ばれるくらい運営もヲタたちもその将来に期待する大物フレッシュメンバーですから、そんな逸材に急に卒業されたら48グループにとっては大打撃、その損失は計り知れません。

とはいえ矢作萌夏AKB48に加入してまだ1年半くらい、研究生から正規メンバーに昇格して1年もたっていません。普通に考えても、あまり期待される存在でなかったとしても、卒業はまだ早いですよね。こんなウワサが本当のはずはない、ガセネタに決まってる、として無視しようとしたのは私だけではないでしょう。

しかし12月27日、レギュラー出演しているテレビ番組のエンディングでやや唐突に自ら卒業を発表しました。残念ながらウワサは本当でした。

チームキャプテンとの不仲とか同僚たちのヒガミやっかみが辛かったからとか恋愛がバレたからとか推測憶測の類はたくさんありますが、卒業する真の理由はわかりません。しかしながら、もったいないとか卒業してほしくないという声はたくさんあるものの、卒業の決断が理解できないという声は少ないみたいです。

決勝大会直前で優勝候補が卒業発表した第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦

48グループ的には、卒業発表したメンバーに歌唱力No.1の称号を与える必要なんかないのです。受賞してチャンスを掴んで夢の実現に向かってはばたく、という展開があり得ないからです。卒業発表をした以上決勝大会は不参加でもいいし(実際、ケガのため不参加というメンバーがいました)、1位レベルの歌唱をしても2位以下の順位にする(つまり忖度)とか、それこそ順位をつけない特別参加みたいな立場で唄うってことでもいいはずです。

ところが、決勝大会の1位は矢作萌夏でした。まもなくグループを卒業する矢作萌夏が第2回AKB48歌唱力No.1決定戦の優勝者となりました。

私の耳には、今回の決勝大会の1位から3位および予選1位の岡田奈々の歌唱は4人ともほぼ同レベルに聞こえました。順位は審査員の好みみたいなものが決め手になっているであろう大接戦で、4人のうちの誰が優勝してもいいようなダンゴ状態でした。つまり公正に審査して矢作萌夏が1位でも2位でも3位でも、3位に入れなくても不自然ではありませんでした。そんな決勝大会で矢作萌夏は1位になったのです。

忖度がない証拠だ、このコンテストはガチだ、などの声がネット上には多かったようです。卒業を発表したからこそ1位にしたんじゃないかという逆忖度を疑う声もありましたがほんのわずか、ごく少数です。

決勝大会が終わって

参加者全員の歌唱だけに注目すべきだったのに、矢作萌夏の卒業発表というトピックスも注目されたためなんとなく焦点がぶれてしまい、決勝大会全体が残念なものになってしまったように私は感じました。矢作萌夏の優勝インタビューでの「最後に、ファンの方に自慢の推しメンって思っていただけるような結果が残せて本当にうれしいです」という感動コメントでちょっとだけ救われましたが、それにしても卒業発表は決勝大会終了まで待てなかったのかな、と。

しかし逆に考えると卒業発表と歌唱力No.1を揃えるなんて矢作萌夏は大物ですよね。卒業後も芸能界には残るみたいですから活躍が楽しみです。

あと、AKB48歌唱力No.1決定戦はやっぱり年1回実施にしないといけません。半年でそんなに急に歌が上手くなるってことはないですから。第1回2位の矢作萌夏が優勝しただけでなく、多くの参加者の順位が第1回優勝者不参加による繰上がりじゃ面白くないです。

(この記事終わり。(100)柏木由紀のソロコンサート)