ABCDBLOG

雑学系豆作家ABCDが今注目していること!

果て、について思ふ ①【ノンジャンルで雑事にも注目 (1)】

世界の果て

果て、って言葉になんとなくロマンを感じてしまうのは私だけでしょうか。全ての旅人にとってのあこがれの地、それが「果て」だと私は思います。

それでは、世界の果て、ってどこですか? 北極とか南極とかのいわゆる極地がすぐに頭には浮かんでくるでしょうが、南極は広い大陸のまん中の平地で、私も行ったことがないので想像ですが、おそらくかつてそこまでたどり着いた探検隊の人なんかが残した国旗などが立っていたりして、それでここが南極の極点だとわかるのでしょう。方位磁石とかGPSなどでもたしかめることもできるかもしれません。しかし、しょせんはだだっ広い平地のまん中です。人間が置いたり作ったものでわかる意外にここが果てだと示すものはないはずです。極点の上に立っても自分が地球と一緒にぐるぐる回転しているっていう感覚は得られないそうですから。

北極に至っては海です。かっちかっちに凍っているので地面の上みたいに歩けるみたいですが、北極点には南極点と同様に旗とか立っているかもしれませんが、しょせんは広い海のまん中です。

エベレストの頂上とかでも果てって感じゃないですよね、ものすごく高いってことを除けば要は山の頂上ですから。上がないだけで右も左も、前もうしろもありますから。結局、地球が丸い以上は、世界に果てってないんですよね。ぐるぐる回り続けることができますから。

日本の果て

じゃあ、日本の果ては? 日本の国土は有限なので、どこまでが日本の国土なのかについては争いもありますが、果てはあるはずです。それをちょっと考えてみます。

日本の東西南北の果てはそれぞれどこですか。中学生の時社会科の地理で習ったことを思い出してください。高校で地理を選択していた人は高校のときの記憶をひっぱり出してください。

東の果ては、わが国固有の領土であるとして択捉島の東の端っこですが、ロシアに占領されているので現実的には根室市納沙布岬です。立つと特に目がいいわけでもない私にも海の向こうに北方領土の島々がうっすら見えました。西は西表島、南は沖ノ鳥島です。どちらも遠方の離島のため、果てと言うよりも「離れ」と言ったほうが現実に即しています。次回も続けます。