総選挙に立候補しなくなったあとの柏木由紀 ①【日本のアイドルに注目 (37)】
渡辺麻友卒業後の柏木由紀
総選挙での戦績は2勝5敗、以前は同期の渡辺麻友とセットみたいにとらえられていてそれこそ「渡辺麻友じゃないほう」的なイメージが柏木由紀にはあったかもしれません。しかし渡辺麻友が卒業したことにより、状況がにわかに変化しています。
私は48グループ以外のアイドルを推すアイドル好き、ハロオタ、モモノフ、でんぱ組とか坂道のファンなどに会うと「48グループだったら誰が好きか」とよく質問します。誰も好きじゃない、興味がない、と答えた人はまだいません。最近は、以前はそうでもなかったのですが、ここにきて急に柏木由紀の名前があがることが増えました。2~3年前だと小嶋陽菜か島崎遥香、もっと前だと大島優子あたりが多かったのですが、この2年くらいの間に10人ちかくに同じ質問をしましたが全員が柏木由紀をあげました。
全員が、です。トップの、ナンバーワンのアイドルは誰かの議論にはめったに名前があがらない((34)参照)のですが、柏木由紀は珍しいパターンで48グループのファン以外からの人気が高まっているみたいです。なぜか指原莉乃は名前があがったことがないので外人気は逆になっているのかもしれません。
一応つけくわえておくと、質問の答に柏木由紀だけあげた人もいましたが、横山由依とかマチャリンとか峯岸みなみとかと一緒に、そのどっちかみたいな人が多かったです。48グループファンではないアイドル好きは48グループのメンバーについて有名なメンバーしか知らないでしょうから、相次ぐ卒業で減少する有名なメンバーの中で誰が好きか考える選択肢が減っている、ということがあるのかもしれません。
マイナスゆきだるま姉さん
柏木由紀の兼任しているNGT48はまだ新しいグループのため、NGT48のメンバーの中ではキャリアでも年齢でも圧倒的に大先輩です。ジェネレーションギャップで肩身が狭いのか、新潟での活動にはあまり参加したがらないみたいです。そのためNGT48には柏木由紀を除いたメンバーによるグループラインが存在しているということがテレビ番組でのトーク中に発覚してビックリ、「なんで?」と目を丸くして後輩に聞き返していました。レギュラー出演しているラジオ番組ではその話題になったとき自分から「マイナスゆきだるま姉さん」と自虐的に言うようになりました。
メイク時間が長いとかお風呂に入らない(湯船につかるのがキライで毎日シャワーで体を洗うだけなんだとか)などアイドルっぽくないこともいろいろ言われています。年齢的にアイドルという肩書が厳しくなりつつあるのは間違いないでしょう。
昨年までは指原莉乃と渡辺麻友とともに「さしまゆきりん」という人気3人組としてくくられ、番組出演なども多数ありました。その3番手として扱われることが多かったのですが、渡辺麻友が卒業したことで指原莉乃とともに48グループの両巨頭、みたいに扱われるようになってきました。
NGT48においては、同い年で初代キャプテンだった北原里英が卒業したこともあってNGT48としてテレビ番組などに出演したときは先生とか保護者みたいに扱われることが増えました。アイドルとは本来ファンに応援される存在ですが、柏木由紀は今や「ファンに応援されているアイドルをかわいがる大御所アイドル」みたいになっています。
過去に同じようなアイドルがいたでしょうか。次回も続けます。